つい先日、3月1日にヤフオクで支払方法のルールが変わったことをご存知でしょうか?
今までは出品者の銀行口座に直接振込をするなどの決済手段も認められていましたが、今回のルール変更により、支払方法は「Yahoo!かんたん決済」のみに限定されることになりました(車やバイクなど特殊なカテゴリのオークションは除く)。
ドットマネーギフトコードを出品したりするために私もたまにヤフオクを使うのですが、ルール変更後のヤフオクでの出品の状況を見ると、未だに支払方法として振込を指定しているような出品者も見受けられ、混乱(?)しているようです。
今回はそのルール変更とそれに伴う混乱(?)の状況についてご紹介します。
なお、ドットマネーギフトコードの販売については以下にご紹介しています。
Yahoo!かんたん決済とは
今回のルール変更についてご紹介する前に、Yahoo!かんたん決済について軽くご紹介しておきます。
Yahoo!かんたん決済とは、ヤフオクの落札代金の受け取り/支払を行うためにYahoo!が提供している決済サービスです。
ヤフオクで落札・購入した代金を出品者に直接支払うのではなく、Yahoo!を介して代金のやり取りを行います。
口座番号のやり取りなどを行う必要がなく、処理が簡単でプライバシー上のメリットもあります。
また、出品者に代金が支払われるのは落札者が商品の「受け取り連絡をする」ボタンを押した後になりますので、商品が届けられるまでは出品者がお金を受け取れないため、落札者としては安心して購入/支払を行うことができます。
「受け取り連絡をする」ボタンを押さなかった場合、14日に売上確定になってしまい出品者が代金を受け取ることができるようになりますが、商品が届いていない場合は14日以内にYahoo!報告すればYahoo!が何らかの対処をしてくれるはずです。(ヤフオク ヘルプ)
出品者側としても、落札者がYahoo!かんたん決済で支払を済ませた後に商品を発送すればよいので、リスクはありません。
このように、出品者、落札者の双方にとって取引の安全性という点で当事者間の直接のやり取りよりもメリットがある決済方法です。
このYahoo!かんたん決済は数年前から導入されているようで、私もヤフオクでのほとんどの取引はYahoo!かんたん決済です。
今回のルール変更について
このような便利なYahoo!かんたん決済ですが、先月まではヤフオクでの取引にYahoo!かんたん決済以外の支払方法を出品者が設定することもできました。
それが今年の3月1日より、基本的にはYahoo!かんたん決済しか認められないようヤフオクの仕様が変更となっています。
詳細は以下の通りです。
オークション落札後のお金のやり取りを出品者と落札者の間で直接行うのではなく、Yahoo!を介してお金のやり取りを行うことにより、取引の安全性を向上させようという狙いですね。
ルール変更以降の状況
このようなルール変更が今年の3月1日に実施され、ヤフオクの取引は基本的にはYahoo!かんたん決済で全て実施されることになりました。
ただ、予想通りと言いますか、ヤフオクで実際に出品されている状況を見ていると、未だに出品者の銀行口座に振込を行わせるような出品が散見されるんですよね。
故意ではなく、ルール変更前からの商品紹介をそのまま流用したような単純なミスのケースもあるでしょうが、敢えてYahoo!かんたん決済を避けて振込に誘導しているように思える出品もたくさんあります。
出品者の口座に落札者が直接振り込む場合ですと、落札者が振込を行い、それを出品者が確認した後に商品を発送することになりますので、出品者に有利な取引方法となります。
言い換えると、落札者がお金を振り込んだにも関わらず商品が届かないという危険性もあるということです。
取引の安全性を高めるための今回のルール変更なのですから、それに反してYahoo!側に見えない形で取引しようという出品が後を絶たないという状況は非常に残念に思います。
決済方法がYahoo!かんたん決済に統一されるようになった今回のルール変更後にもかかわらず、相変わらず自分の銀行口座へ直接振り込ませるような出品者からの購入は避けたほうが賢明ですね。
ルール違反のまま出品を続けていると、それを見た人にYahoo!に違反商品として申告されたり何らかの形でYahoo側に見つかることとなり、出品停止やアカウント削除などのペナルティが課せられる可能性も考えられ、出品者側としてもいつかは痛い目に合うと思うのですが・・・。
あるいは、マナーの悪い出品者がはびこることによってヤフオクがユーザに敬遠されることにつながり、結局は長い目で見れば出品者にとっても販売機会を失うことにつながりかねません。
我々としては、出品者となる場合はルールを守ることはもちろんのこと、ヤフオクで落札者として買い物をする場合はこのようなマナーの悪い出品者からは何も買わないように注意したいものです。
コメント
他の記事を拝読させていただいていないので、訂正分がありましたらご容赦ください。
まず、当方はヤフオクをやりだして15年は優に超えている出品者としてですが、
ルール改正により非常に迷惑をしております。
まず、今まで落札者様のみになってスマートレター、レターパックと
安価な配送方法を提供してきましたが、受け取りまで立替えなければならないとなると
宅急便を含めすべて持ち出しになり、
最大でも14日後には入金されるから平気でしょうとお思いかもしれませんが、
1週間で送料1000円を10件立替えるとすると2週間で2万円です。
しかも、今はヤフオクで出品すると仕入れ原価を大きく割ることが多く、
知人のストアーが2件採算が合わなくて撤退した程不況な状況なの中
かんたん決済のみになると、かんたん決済詐欺にも合う確率が高くなってきます。
もしあなたが10万の仕入れのものを5万で落札され、5万から8.64%引かれて、
赤字の上に送料まで立替えたうえ「かんたん決済詐欺」にあったらどうされますか?
ヤフオクは現状では現金で保証してくれませんよ!まして不要なTポイントで
数か月後にポイント返還されても、まったく意味はありません
https://togetter.com/li/1075175
ですので、再度落札者側のヤフオクの詐欺まがいのルールを引用しないで
調べなおしてから、訂正されることを望みます。
ちなみにですが、商法上落札手数料は
消費税と同じで購入者である落札者の支払いでなければなりませんが
ヤフオクはヤフーのコンテンツの一部として手数料を取っているとしているので
集団訴訟をすれば、ヤフーは負けるかは疑問ですが、
業務改善命令にはなると思います。
但し、改善命令になってもスタンスは同じなので名称を代えて取ってくるでしょう
あと、余談ですが偽造国際免許や偽造卒業証明書を販売している
亡国のアマゾンみたいな通販会社の筆頭株主がソフトバンクだということは
ご存知でしょうか?
Tさん、コメントありがとうございます!
なるほど、出品者にとっては決済手段の選択肢が減って困っておられるんですね。
個人的には、落札者と出品者が直接お金のやり取りをするのではなく、Yahoo!かんたん決済のように第3者が間に入るという決済方法は理にかなっていると思います。
AmazonやeBayは以前からずっとそうでしたし、ヤフオクもやっとまともな決済方法となったと思います。
私は口座番号などをむやみに他人に知られたくないので、以前からYahoo!かんたん決済を積極的に利用していました。
Yahoo!かんたん決済で落札者が詐欺を働くケースについて書いていただいていますが、従来の決済方法であれば逆に、落札者が出品者の銀行口座に振り込んだにもかかわらず出品者が品物を送らないというケースも数多く発生していたことでしょう。
今回の改正により、今までに比べれば出品者に多少の不便を強いることがあったとしても、全体として見れば、決済の透明化を図り不正を防ぐ意義はあろうかと思いますし、不幸にも不正の被害にあった場合も何かしら救済の道が残されているのではないでしょうか。
いずれにせよ、ルールが気に食わないからといってルール違反をし続けているような人が大勢いる今の状況はいかがなものかと思う次第です。
ありとあらゆる人が完全に満足をする形というものはなかなか実現も難しいと思いますので、これからもYahoo!には改善すべき点を改善してもらえればいいですね。