つい先日の3月20日(火)より、ドコモの販売するスマホの多くが「端末購入サポート」の対象となりました。
対象機種にはiPhoneX、SC-01KやSO-01Kなど、現時点のドコモの主力商品が多く含まれています。
今回のこの変更は、MNPでスマホ代を節約する方々には大きな影響があり、しかも年度末のこの時期というのも影響が大きく、ちょっとした事件です。
今回のこの突然の変更について、ここでご紹介します。
端末購入サポートについて
まず、ドコモの「端末購入サポート」について簡単にご紹介します。
端末購入サポートの対象となった機種は、購入時に端末の大幅な割引を受けられる反面、月々サポートは付きません。
また規定利用期間である12か月(購入日もしくは開通日の翌月1日から起算して12か月)以内に解約や機種変更を行った場合は多額の「解除金」が発生します。
例年であれば年度末になればドコモへMNPすると大幅な割引を受けられるキャンペーンを各ドコモショップで展開していますので、年度末は最もオトクにドコモスマホを(MNPで)購入できる時期です。
わざわざ端末購入サポートの対象としてくれなくても、各ドコモショップの施策で端末が安く買えるということです。
※年度末でなくてもそうなのですが、年末や年度末は特にその傾向が強いです。
今回の「端末購入サポート」入りにより、月々サポートが受けられない、12か月間機種変更できない、という痛い縛りがほとんどの機種に発生してくることになります。
もちろん、端末購入サポート入りにより、デメリットを打ち消すくらいに安く買えるのであれば問題ないかもしれませんが、いずれにせよMNP愛好家の方々には多大な影響がありそうです。
なお、端末購入サポートが有効に使えそうなパターンについては、以下の記事でご紹介しています。
今回の変更点についての詳細
今回の変更により、どの機種が端末購入サポート入りとなったか、詳細についてドコモオンラインショップのサイトに記載されおりましたので以下に引用します。
2018年3月20日(火曜)から2018年4月2日(月曜)までの期間限定で下記対象機種を追加!
■機種変更(Xi→Xi、FOMA→Xi)、新規(追加)契約、他社からのりかえ(MNP)
iPhone SE 32GB、iPhone SE 64GB、iPhone SE 128GB
■新規(追加)契約、他社からのりかえ(MNP)
iPhone X 64GB、iPhone X 256GB
■機種変更(Xi→Xi、FOMA→Xi)
Xperia™ XZ1 Compact SO-02K、arrows NX F-01K、Disney Mobile on docomo DM-01K、M Z-01K、V30+ L-01K
■機種変更(Xi→Xi)
Xperia™ XZs SO-03J、Galaxy S8 SC-02J、Xperia™ XZ Premium SO-04J、AQUOS R SH-03J
■機種変更(FOMA→Xi)
Xperia™ XZ1 SO-01K、Galaxy Note8 SC-01K
2018年3月20日(火曜)より、下記対象機種を追加!
■機種変更(Xi→Xi、FOMA→Xi)、新規(追加)契約、他社からのりかえ(MNP)
らくらくスマートフォン4 F-04J
■機種変更(Xi→Xi、FOMA→Xi)、新規(追加)契約
9.7インチiPad 32GB、9.7インチiPad 128GB
■新規(追加)契約、他社からのりかえ(MNP)
Xperia™ XZ1 SO-01K、Xperia™ XZ1 Compact SO-02K、Galaxy Note8 SC-01K、arrows NX F-01K、Disney Mobile on docomo DM-01K、M Z-01K、V30+ L-01K
■機種変更(Xi→Xi、FOMA→Xi)
Xperia™ XZ SO-01J、arrows NX F-01J、Xperia™ X Compact SO-02J
■機種変更(FOMA→Xi)
Xperia™ XZs SO-03J、Galaxy S8 SC-02J、Xperia™ XZ Premium SO-04J、AQUOS R SH-03J
iPhoneXは4/2までの期間限定ということなので4/3以降は元に戻るようですが、SC-01KへのMNPはそうではないようです。
SC-01KといえばMNPで契約した場合の月々サポートが4,158円も付いていた機種ですから、それがなくなるというのは大変痛いですね。
特価BLの方は割引での購入ができません!
もう一つ、今回の変更で大きな影響があるのがこの点です。
特価BLとは、過去にドコモで月々サポートの割引を適用してもらった回数がドコモの定める基準を超えてしまい、月々サポートや端末購入サポート、家族まとめて割などの割引を適用してもらえない状態を言います(といっても、特価BLという言葉自体は正式な呼称でもなんでもなく、ネット上での通称です)。
特価BLでは端末購入サポートを受けられませんので、iPhoneXやSC-01Kを買いたい場合、端末は定価で購入し、月々の支払においても月々サポートが受けられない、という事態に陥ります。
端末購入サポート対象機種でなければ、月々サポートの恩恵を受けられない特価BLの人であっても、端末の値引きは各ショップの施策なのでショップを選べば安く買うことも可能でした。
ということで、私も含め特価BLの人はますます追い込まれる状況となりました。
特価BLについての体験談はこちら。
まとめ
今回はドコモの主力商品の多くが端末購入サポート入りした件についてご紹介しました。
例年であれば年度末であるこの時期、ドコモショップでMNPのキャンペーンを開催しているところですが、今年は例年とはやや異なる様相を見せるかもしれません。
特価BLが解除されるまで動くつもりはなかった私には関係のない話なのですが・・・、例年なら影響を受けていたということでご紹介しました。